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2017,03,09
コラム

ガー・レイノルズ 『世界最高のプレゼン教室』

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リコメント度:★★★★☆

読み易さ度:★★★★★


リコメンドターゲット:経営・マネジメント・リーダー等の人をコトバで動機づける機会が多い方

 


休日はあっという間に終わるのに、会社の会議の1時間は永遠に感じる。

誰しもが、一度はこういった経験をされることと思います。

 

「では、自分自身が人に対して、時が経つのを忘れさせるくらいのプレゼンができるか?」 と問われると、自信を持って 「YES!」 と答えられる人は多くないでしょう。

 

本書は、住友電気工業やアップルで勤務経験のあり、米・オレゴン州の出身ながら日本に在住する著者が、タイトル通り 「世界最高のプレゼン」 とは何かを語る一書です。

 

リーダーシップ開発の観点から見て、プレゼン力は極めて重要なコアスキルの一つです。

 

なぜなら、リーダーシップとは「結果として人を動かす能力」であり、

人を動かすためには、語り、伝えて、共感を得る必要があるからです。

 

本書のメッセージは、本をめくって最初のページに出てくるこの一文に集約されていると言ってよいでしょう。

 

10万年もの間、人間の脳は 「相手の話」 を 「ストーリー」 で理解しながら進化してきたのです。

 

つまり、相手に伝わるためには、箇条書きを端的に読み上げるロジカルプレゼンではなく、人間の脳に即したストーリープレゼンであるべきだ、ということです。

 

本書が優れているのは 「べき論」 だけでなく、サンプルの映像(本書P75参照。TEDにて無料で見られるので、これだけでもオススメ)や、サンプルのパワーポイントスライドを列挙し、本書自身が一つのストーリーとして、共感性を大切に書かれている点にあります。

 

プレゼンは、テクニックではない。プレゼンは、心である

 

リーダーシップに通じる著者のこのメッセージは 「リーダーシップ開発としてのプレゼンスキル向上」 という観点で、大いに耳を傾けるべきものと思います。




田中 大裕




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