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2017,03,22
コラム

瀧本哲史 『君に友だちはいらない』

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ずいぶんとえぐいタイトルの本ですが、エンジェル投資家として有名で、京大で教鞭もとる瀧本氏の著書です。


みなさん、友だちはいますか?
みなさん、友だちはいりますか?


本書は、これからの時代を見据えたチーム論(組織論)であり、そのチームをつくるためのリーダーシップを説いた本でもあります。


彼は、ワンピースのチーム論が流行ることに、警鐘を鳴らします。


ルフィたち「麦わらの一味」にとって、仲間になるということは、どんな苦難の時でも決して仲間割れせず、何があっても運命をともにする、という強い関係を意味する。
(中略)
しかし私は、「仲間」といのは当初の目的を達成し、互いに必要とする時期が終われば、離れるのが自然だと思っている。


本書のメッセージは、これに尽きます。
つまり 「仲がいい」 「側にいる」 「いいね!を押してくれる」 ような人たちは「友だち」 であって 「仲間」 ではない。言い換えれば、一つの目的に向かって突き進める 「仲間」 こそが大切だということです。


そのようなチーム(仲間)づくりにおいて、次のようなリーダーシップが大切だと言います。


①目的=ビジョンをぶちあげること。しかも、でっかく。
②自分と強みやネットワークがかぶらない違う分野の人とのネットワークを持つこと。 
③相手に 「なぜあなたと仕事をしたいのか」 を明確に語れること。
④魔法使い、エルフ、ドワーフ、トリックスターをチームに揃えること。(?ですよね、本を読みましょう)


企業組織で働くと、一緒に働く仲間も選べないし、広がるのは社内ネットワークばかりだし、ビジョンは上から降りてくる(あるいはそもそもない)、というご意見もあるでしょう。


でも、だからこそ、成長する組織を見極めてきて投資をしてきたエンジェル投資家・瀧本さんの意見には、耳を傾けておいて損はないでしょう。自分の、そして自組織を点検する、という意味を込めて。


あなたに、友だちはいますか? そして、仲間はいますか?



田中 大裕




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